首都大学東京 人文社会学部

人間社会学科紹介

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人間社会学科紹介

 人間社会学科では、人間が育む多様な価値観に対する寛容な態渡、徹底的な現場主義の姿勢、確かな情報収集能力と批判的思考力を身につけ、現代社会が抱える様々な諸問題にむきあうことができる学生を育成します。
人問と社会への問題関心を広げるために分野横断的な科目をおくと共に、問題関心に対応してさらに深めていくことができるよう、社会学、社会人類学、社会福祉学、心理学、教育学、言語科学、日本語教育学の7つの教室を設けています。
 本学科で学ぶことにより、これら人間と社会が抱える諸問題の解決に向けて実践的かつ理論的に取り組むことができる課題解決能力を、社会調査、実習などのさまざまな方法で習得することができます。

社会学教室

 社会学教室では、社会学の基礎概念と諸理論を踏まえ、現代社会や都市の抱える諸問題をネットワーク構造論、サブカルチャー論、ジェンダー論、コミュニティ論、エスニシティ論、社会階層論など多様な視点から学びます。また社会調査方法論を踏まえた現地調査を体験できます。

社会人類学教室

 社会人類学教室では、世界各地の社会・文化に見られる生活や価値観の多様性や創造性を、歴史的視点と世界的な比較の視野をもって学び、過去・現在・未来にわたる人類のあり方を考えます。世界各地、とくにアジア・アフリカ・オセアニア・アメリカの様々な人間社会、それぞれの環境・政治・経済・文化の特色を理解しながら、グローバル化する現代世界の諸問題を考えます。

社会福祉学教室

 社会福祉学教室では、経済のグローバリゼーションや情報化、少子高齢社会の進展などに伴う生活環境の変化や問題を理解し、それに対応する社会保障・社会福祉の政策理念・方法・制度・歴史などを学びます。また生活問題・ニーズを抱える人々を支援する仕組みや支援方法・技術を学びます。希望すれば社会福祉施設や機関での現場実習を体験できます。

心理学教室

 心理学教室は、人間の意識や行動に関する様々な面について、質問紙調査、実験、観察、検査といった科学的な手法とともに学びます。事物を知覚する能力や考える力、個人が社会生活を営む上で生じる様々な現象、生涯を通じた人の心理社会的な変化、心理的なメカニズムを理解すること、精神的な問題の理解やそれに悩む個人への援助などについて、様々な実習を通じて考え、人間を深く理解することを目指します。

教育学教室

 教育学教室は、人間の成長に関わる諸科学を統合しながら、乳幼児から子ども・青年、成人までの発育と学習、それを支える学校など諸制度のあり方を考えます。教育政策・制度、教育実践と日本教育史、青年期の学校と社会・労働、比較教育と臨床教育学、多文化教育、社会教育障害児を対象とする発達と教育など、多彩 な授業や実習を用意しています。そして何よりも学生が3年間をかけて「自分のテーマ」を見つけ、自立した学習者として追求していくことを重視しています。

言語科学教室

 言語科学教室では、「多言語にわたる理論的・実証的探究」と「多分野にまたがる学際的探究」の2つを柱としています。「自然言語を科学的に分析する」ことに主眼を置いた当研究分野は、身近ではありながら、それゆえに体系的に説明することが必ずしも平易ではない「言語」の性質を明らかにすることによって、人間の精神や一般認知能力を科学的に解明することを目標としています。自然科学/認知科学の一環としての言語学に基づいた教育を行うことによって、論理的、客観的思考と優れた分析的能力、及び、テーマの発掘と解決能力、情報編集能力を備えた人材を育てることを目標としています。

日本語教育学教室

 日本語教育学教室では日本語をはじめとする言語力全般を養成します。日本語を、母語としても、外国語としても深く理解し、異文化の人々の間との日本語によるコミュニケーションを指導・促進する力を養成します。また、言語学的な知識ばかりでなく、言語教育学・社会と言語とのかかわり・異文化コミュニケーション論・教育工学の基礎を習得します。日本語と日本文化を他言語・他地域との対照において深く理解し、それをグローバル社会の中で伝達していく言語力を身に つけます。人々の移動が増えて行く社会的現実の中で、言語教育やそれを取り巻く環境を理解し、対応・行動して行ける人材を養成していきます。

カリキュラムの特色

 人間社会学科では、1年次に修得した教養を基礎にして、2年次進級時からはそれぞれの専門分野に所属し、自らの問題関心に基づいて専門分野の科目を受講し、それぞれの分野において求められる固有の知的技術を修得していきます。そして4年次には、一人ひとりの学生に対する、少人数による細やかな指導を受けながら、自分でテーマを立てて卒業研究論文に取り組みます。

社会学教室

 社会学教室は、2年次では必修科目の「社会学基礎演習」で ゼミナールスタイルの授業への参加の仕方を、 3・4年次では社会学を勉強するために必要な思考・研究方法を学びます。問題意識のある学生は、3・4年次の演習科目で興味あるテーマを積極的に調査できるカリキュラムになっています。

社会人類学教室

 社会人類学教室は、他者を理解するだけでなく、自ら生きる社会を自分で考えることのできるカリキュラム構成です。2年次で基礎的な理論やスタディスキルを学び、3年次で英文テキストや専門書を用いた高度な演習に参加するほか、国内での調査実習 (選択制) にも従事します。そして、4年次での卒業論文の執筆は、必要に応じてフィールドワークを実施しつつ、すべての知識や経験を集約させる機会となります。

社会福祉学教室

 社会福祉学教室では、通常の授業に加え、社会福祉の政策や実践現場で働く人々との触れ合いを通して現実社会の動きを肌で理解します。

心理学教室

 心理学教室では、2・3年次における心理学の基礎および実験・実習などを通じて、心理学を研究する上で必要な知識と方法論、研究スキル(各種調査や分析手法など)について学びます。3・4年次では自分の研究テーマを絞り、担当教員のもと、卒業論文に向けて学びを深めていきます。

教育学教室

 教育学教室では、2年次の「教育学入門」で教員全員の研究内容を学び、教育学への基礎知識を深めます。選択科目が多く、各自の興味に即した講義を自由に 学ぶことができます。文化活動として養蚕文化や浄瑠璃を学ぶ授業など、個性的な学びの経験もしています。また、その他の人文社会学部各学科各教室の科目をとることもできます。

言語科学教室

 言語科学教室は、2・3年次に、理論言語学および認知神経科学の基本的な知識を身につけます。理論言語学の分野の演習では複数の言語を横断的に観察・分析し、その背後にある普遍的なメカニズムと個別言語の特徴を見いだすことによって、科学的思考法を身につけます。認知神経科学の分野では、演習を通して脳機能計測の意義と方法論、統計学、プログラミングなどを学び、データを解析的に検討できるようにしていきます。3・4年次では、演習科目を中心とした授業で、国内外の学術論文による文献研究能力を養います。言語理論/認知神経科学に関して、一つの研究プロジェクトを遂行する訓練を行います。

日本語教育学教室

 日本語教育学教室では、まず、2年次に日本語教育学の基礎となる日本語教育学概論、日本語学概論、日本社会言語学概論、日本語習得論概論を履修してください。その上で、日本語表現法やコミュニケーション論、日本の社会と文化を客観的に分析する講義と演習、教育工学的な手法による言語教育、言語調査、教育実習など多彩な科目を履修することになります。基礎から教育現場での応用まで多様な科目を受講し、4年次に自分の研究テーマを絞り、担当教員のもと、卒業論文に向けて学びを深め、実践力を高めていきます。

求められる学生像

社会学教室、社会人類学教室、社会福祉学教室

 激動する社会を感度の良いアンテナで捉え、積極的な関心を持ちながら理解をしていこうとする学生、すなわち現代社会のさまざまな現象や課題に対して、自ら情報収集し、現場に出向いて、自分の目で確かめ、自分の考えをまとめていくような自主性のある学生を求めています。さらに、日本や世界各地の人々が、政治経済的あるいは宗教文化的状況の中で、どのような暮らしをしているのか、現地で直接見聞きしたい、あるいは本や映像・画像を通して比較し、理解したいという行動的な学生を求めています。

心理学教室、教育学教室

 心理学も教育学も、人の心を深く知り、理解することが大切です。そのためには人に興味があるだけではなく、社会や文化に関する関心を持ち、広い視野で物事を考えられることが必要です。柔軟な思考と新鮮な問題意識を持ち行動力のある人、人と接することが好きで人の役に立ちたいと思っている人、「人」についてもっと深く探究したいと思っている人、ぜひその知的探究心を満たしてください。

言語科学教室

 言語科学教室では、ことばに興味を持ち、人間の認知能力の一部である言語機能を様々な角度から分析する探求心がある人を求めます。言語学とともに、言語の生物学的基盤である脳に関心を持つような視野の広さも重要です。

日本語教育学教室

 日本語教育学教室は、外国人に日本語を教えるという技術的な側面に興味があるだけではなく、言語学としての日本語研究や、人間の社会・文化について高い関心を持ち、国際的・学際的な広い視野で物事を考える能力が必要です。知的好奇心に富み、柔軟な思考能力をもち、斬新な問題意識をもって行動できる人を求めます。

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