東京都立大学大学院 人文科学研究科

歴史学・考古学

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歴史学・考古学分野

 歴史学・考古学教室の特徴は、各時代・地域・分野の歴史を個別に研究するとともに、それを基礎に人類史的な観点から総合的な歴史像の構成をめざすところにある。博士前期(修士)課程、博士後期課程の定員は、日本史・東洋史・西洋史・考古学の教室内の区分はなく、入学者の専門領域の分布も年度ごとに異なっている。研究・教育体制も、歴史学・考古学として一体的な理念に則り組まれている。同時に人文社会系だけに留まらず、さまざまな研究分野とのフィールド調査を含む緊密な共同研究にも積極的に取り組んでいる。
 詳しくは次のアドレスをクリックしてご覧ください。
 歴史学・考古学のホームページ http://www.comp.tmu.ac.jp/rekishikouko/

日本史

  • 教授 鎌倉 佐保 Prof. KAMAKURA, Saho
    日本古代・中世史、特に平安期から鎌倉期の荘園制研究を専門とする。荘園の形成、荘園制社会の成立について、制度史・政策史・政治史・地域社会史など多角的な視点から研究している。最近では、関東の武士団の成長過程や実態について、中央・地方の政治史や荘園制成立史との関連のなかでとらえようとしている。
  • 教授 谷口 央 Prof. TANIGUCHI, Hisashi
    日本近世史、主として豊臣政権成立期から江戸幕政初期における政治・経済史を専門とする。徳川家康が江戸へ入る直前の五か国領国時代に実施した五か国総検地を中心に、同時期に実施された太閤検地から江戸幕府成立期に施行された検地も含め、検地の歴史的意義・社会への影響について研究している。同時に、豊臣政権の成立過程についても検討を加えている。
  • 教授 國 雄行 Prof. KUNI, Takeyuki
    専門分野は日本近代史。現代日本の産業構造を分析するためには、西洋のシステムが導入された19世紀後半を研究することが重要であると思い、明治時代の社会経済史を専攻することにした。最近までは内国勧業博覧会について研究していたが、現在は農業史に興味を持っている。具体的には明治時代に導入された西洋農法に関係する資料を集めて分析し、西洋農法が在来農業にどのような影響を与え、変容させたのかを研究している。
  • 教授 源川 真希 Prof. MINAGAWA, Masaki
    日本近現代政治史、政治思想史、地域社会史などを専門とする。2001年公刊の著書『近現代日本の地域政治構造』という形に集約した政治史研究から、矢部貞治、黒田覚など近衛新体制に関わった知識人の政治思想の分析へと研究領域を変えつつある。また最近は、先の著書で取り上げた東京の近現代史を、独自の視点から通史的に叙述することを課題として講義などで実践している。

東洋史

  • 教授 前田 弘毅 Prof. MAEDA, Hirotake
    専攻は、西アジア史およびコーカサス地域研究。イスラーム帝国と周辺諸民族の関係を、王権とマイノリティの相互依存の問題や、異文化接触によるアイデンティティ変容などの切り口から研究。近著にサファヴィー朝イラン(1501-1736年)で活躍した「王の奴隷」集団の活動を追った『イスラーム世界における奴隷軍人とその実像』(明石書店、2008年)、スターリンの母国の20世紀史をまとめた『グルジア現代史』(東洋書店、2008年)など。
  • 准教授 福士 由紀 Associate Prof. FUKUSHI, Yuki
    専攻は中国近現代史。特に19~20世紀の中国における疾病、医療といった人の健康に関わる問題から、当該時期の社会経済的変化を考察している。また、最近は自然環境と人との関わりの歴史についても興味を持っている。
  • 准教授 赤羽目 匡由 Associate Prof. AKABAME, Masayoshi
    朝鮮古代史専攻。特に7世紀末から10世紀初めにかけて東北アジア地域に興亡した渤海国の歴史について、領域内にいた諸種族の地理的分布やそれら諸種族に対する国家支配の展開を追究している。最近は、日本との交渉過程や、隣国である新羅・高麗の北辺地帯の地理にも関心を持っている。

西洋史

  • 教授 中嶋 毅 Prof. NAKASHIMA, Takeshi
    ロシア近現代史を専攻。帝政末期から1930年代を中心に、ロシア・ソ連の政治体制と諸社会集団との関係の変遷を考察してきた。近年、ソヴィエト体制を世界史の文脈の中に位置づける試みを進めるとともに、ロシア革命と知識人との相互関係を歴史的に考察することを課題としている。また、このテーマに関連して、革命後に亡命知識人が集まった国際都市ハルビンにおけるロシア人社会の歴史的考察も続けている。
  • 准教授 大貫 俊夫 Associate Prof. OHNUKI, Toshio
    ヨーロッパ中世史を専攻。ヨーロッパ社会の成り立ちにキリスト教修道制がいかなる意義を有していたのかを明らかにするため、ドイツ地域における修道院と世俗社会の相互関係を主に証書史料を用いて考察している。
  • 准教授 高橋 亮介 Associate Prof. TAKAHASHI, Ryosuke
    ヘレニズム史・ローマ史を専攻。特にエジプトから出土するギリシア語パピルス文書を主たる史料として、プトレマイオス朝及びローマ帝国支配下での家族のあり方や経済活動の特徴、言語使用の実態などを研究している。

考古学

  • 教授 山田 康弘 Prof. YAMADA, Yasuhiro
    主に縄文時代から弥生時代にかけての墓制と社会構造、精神文化を中心的な研究テーマとしている。また、遺跡から出土した人骨から得ることのできる人類学的情報と考古学的な情報を組み合わせて過去を復元する学際領域であるBio-Archaeology(骨考古学)の確立と学問的普及についても精力的に取り組んでいる。この他、世界各地の新石器時代資料を検討し、人類史を復元する比較考古学的研究も行っている。
  • 准教授 出穂 雅実 Associate Prof. IZUHO, Masami
    ユーラシア旧石器時代研究を主な専攻対象としている。環日本海北部地域とシベリア南東部地域を主なフィールドとし、旧石器時代の中~高緯度地域における人間-自然相互作用環を人類生態系という観点から研究している。ユーラシア大陸の最初の現代人の環境適応と文化的多様性の形成、第四紀後期における大型哺乳類(マンモスゾウ等)の大量絶滅の原因についても、地球科学や生態学との学際研究を展開している。
  • 助教 岩瀬 彬 Assistant Prof. IWASE, Akira
    旧石器時代の研究を専攻している。特に北海道および本州東北地方に分布する最終氷期最盛期の資料を対象として石器使用痕分析を行い、人類の資源利用や技術適応戦略について研究している。またこれまで蓄積されてきた石器使用痕分析を集成し、日本列島に居住した人類の技術的多様性とその背景を説明しようと試みている。
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