東京都立大学大学院 人文科学研究科

日本文学

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日本・中国文化論分野(日本文学)

 日本文学教室では、テクストの包括的な読解と、言語事実の理論的分析をふまえ、隣接諸学の成果も視野に入れつつ、既成の枠組みにとらわれない研究に努めている。神話・伝承文学の表現論、古代から中世までを視野に入れた和歌文化論、一八世紀を中心とする小説史と文芸思潮の探求、表象文化論的視角を取り入れた近現代文学の分析、現代語を中心とする日本語の文法論・意味論的考察などを主要な研究テーマにしている。
 詳しくは次のアドレスをクリックしてご覧ください。
 日本文学のホームページ http://www.comp.tmu.ac.jp/abbas/index.html

  • 教授 猪股 ときわ Prof. INOMATA, Tokiwa
    古代~中世あたりまでの歌や神話的言説をそれぞれの「時」と「場」の中でいかに捉えるかを研究課題としている。具体的には、東アジアの漢字文化との出会いによる「和歌」なるものの形成過程の解明、歌をうたい・よみ・書く行為がどのように宮廷文化(政治・思想・制度・世界観など)を構築していったか、古代宮廷文化の中で生成する神話的思考など。
  • 教授 大杉 重男 Prof. OHSUGI,Shigeo
    主に近現代の日本文学を研究している。文学を自明の前提として考えるのではなく、それがどのような制度性に支えられているかを、政治や文化状況との関連や、文学作品の言葉の内在的構造の中に見出すことに努めている。徳田秋声を中心とする自然主義文学の脱構築的読解、夏目漱石をめぐる神話的表象の批判的分析を進め、現在では文学言語としての日本語の原理的探求、日本人をめぐる現代的表象の批判的分析などに研究対象を広げている。
  • 教授 大島 資生 Prof. OSHIMA, Motoo
    現代日本語を文法論的・意味論的見地から研究している。文の統語構造と、その背後にある意味的構造の相互関係に関心を抱き、連体修飾節構造など、いわゆる複文構造を中心に考察を行っている。同時に、個々の語の持つ語彙的情報が、統語構造にいかに顕現するかという問題にも取り組んでいる。今後は、表現論・文体論に近い領域に関しても、文法論・意味論の側から接近する可能性を模索していきたいと考えている。
  • 教授 近藤 瑞木 Prof. KONDO, Mizuki
    近世の小説史と文芸思潮について研究している。特に文学史上、未検討の問題が山積する十八世紀の小説ジャンル(浮世草子、読本、談義本等)について、諸作品の基礎的な調査、整理を進めながら、十八世紀小説史観の更新を目指している。また、近世文芸に於ける怪異の表象、怪談文化に関心がある。読本や絵本といったカテゴリーの枠を越えた近世怪異小説研究、ひいては絵画や演劇などのメディアをも包摂する近世怪異文芸論を展望している。
  • 准教授 高桑 枝実子 Associate Prof. TAKAKUWA, Emiko
    古代の日本文学及び日本文化の研究。具体的には『古事記』『日本書紀』の神話・歴史叙述・古代歌謡『万葉集』の和歌作品の読みを通して、古代人の思想や言語表現、文化、世界観などを考察している。主な考察対象としているのは、上代(古代前期)の死と葬送に関わる文学、特に『万葉集』の挽歌である。古代中国の漢詩や平安時代以降の和歌を視野に入れつつ『万葉集』の挽歌を読み解くことで、当時の人々が死をどのように捉えていたか、挽歌とはどのような意味をもって詠まれた歌かを考察し、仏教が浸透する以前の古い日本の思想を探りたいと考えている。
  • 助教 服部 剣仁矢 Assintant Prof. HATTORI, Keniya
    古代の日本文学を研究対象としている。古代文学はしばしば王権の正当性を保証するものとして論じられるが、その直接的な表現である王権による征服の叙述のありようについて、武器、特に刀剣の記述から分析を行っている。その際には、中世の文献まで視野にいれつつ、また人類学や神話学、考古学などの隣接分野の成果も参照しながら分析を行い、古代のテキストをとらえ直すことを試みている。
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