心理学

心理学分野

心理学分野は、臨床心理学分野と連携して人間心理の諸側面への研究・教育を行っている。博士課程後期では、両分野は、入試をへて一つの分野として研究と教育を行う。心理学分野には、実験心理学・認知心理学・心理統計学・発達心理学・社会心理学という専門領域があり、科学的でバランスのある良質の研究を生みだせるような養成を行っている。

詳しくは次のアドレスをクリックしてご覧ください。
心理学教室のホームページ https://psychology.fpark.tmu.ac.jp/

実験心理学
  • 教授 石原 正規 Prof. ISHIHARA, Masami
    人間の知覚情報処理、身体性情報処理に関わる諸問題について、実験心理学、行動科学の観点から研究を行っている。知覚と運動の相互作用、内的表象の運動準備情報処理への影響、行為の履歴が知覚情報処理に及ぼす影響など、様々な知覚-認知-運動現象を取り上げ、そのメカニズムの解明を目指している。また、身体性情報処理における無意識性や情動系の関与などにも関心を寄せている。
    なお詳しくはHPをご覧下さい。>> https://ilab.fpark.tmu.ac.jp/
認知心理学
  • 准教授 井上 和哉 Associate Prof. INOUE, Kazuya
    人間の認知、特に注意、記憶、行為主体感の機能及びメカニズムを明らかにする研究を行っている。また、認知心理学をベースとした感情や食行動の変化の研究も行っている。心理学の知見を日常的な問題に応用することにも関心があり、工学や情報学の研究者と協力し、学際的な研究を進めている。
    なお詳しくはHPをご覧ください。 → http://k-inoue.info/
心理統計学
  • 准教授 登藤 直弥 Associate Prof. TODO, Naoya
    人間の性格や学力、能力など、目に見えない心理学的構成概念の測定に興味があり、主に、項目反応理論に基づくテストや質問紙の開発や評価、回答データの分析に携わっている。また、これらの開発・評価・分析に伴って生じる各種問題の解決方法の研究も行なっている。
発達心理学
  • 教授 酒井 厚 Prof. Sakai Atsushi
    乳児期から高齢期までを対象とする生涯発達心理学および発達精神病理学の観点から、主に親子関係や友人関係に関心を持って研究を行っている。特に、他者への信頼や向社会的行動、対人ネットワーク、さらには反社会的行動の発達に対する個人側要因と環境要因の双方からの影響について、縦断研究パラダイムから検討している。
社会心理学
  • 教授 沼崎 誠 Prof. NUMAZAKI, Makoto
    主に実験的手法を用いた社会心理学。研究の関心には、
    1)社会的自己(自己が社会状況の中でどのように形成・維持・変容されるかを明らかにするため、自己関連情報収集行動と自己呈示に関する研究)、2)偏見・ステレオタイプ(潜在的ジェンダー・ステレオタイプの構造と、その活性化と適用に関する研究)、3)進化社会心理学(社会集団の維持行動に関する進化的アプローチからの研究)がある。
    なお詳しくはHPをご覧下さい。>> https://w.atwiki.jp/tmusocpsy/
  • 助教 天野 陽一 Assistant Prof. AMANO, Yoichi
    対人関係にまつわる諸問題について社会心理学および発達心理学の観点から研究を行っている。とくに利他性や共感性に関心があり、親密な関係を対象として利他行動や協力行動の実証的研究を行っている。近年では持続的かつ排他的な協力関係の形成という点に着目し、恋愛や結婚におけるパートナー選択の問題にも取り組んでいる。